ホロスコープの全体を読むときに重要なのが、このアスペクトという、天体同士の繋がりです。
ソフトの表示によって、ホロスコープの円の中(或いは外)に表示される赤い線とか青い線とか、そんなやつです。
アスペクトとは
ホロスコープの中で天体の間にこのアスペクトというものがあると、それは単独ではなく、関係性を持って二つ(或いは3つ)の天体が同時に働くことになります。
このアスペクトというものは天体同士の角度によって決まっていて、それぞれの角度によって働きが少し変わってきます。
といっても大きく変わるわけでもなく、基本的には二つの天体の混ぜ合わせ、ですが、それが調和を持った働きなのか、それとも葛藤と対立のある関係なのかという違いは出てきます。
これらは
調和のある関係=ソフトアスペクト
葛藤や対立のある関係=ハードアスペクト
と呼ばれたりします。
ソフトアスペクトとはお互いの天体が違和感なく、居心地の良い関係性であるので働きはとてもスムーズで、良い意味合いとして感じられます。
ハードアスペクトは、お互いの配置が緊張状態にあったり葛藤をもたらす角度と言われ、実感として厳しい感じとして出てくるという特徴があります。(必ずしも悪く出るわけではない)
というわけで代表的なアスペクトについて説明してみます。
メジャーアスペクト
まずは、メジャーアスペクトと呼ばれる主要なアスペクトから。
0度 コンジャクション 合

吉凶混合
天体の重なり
合意。合体。
これは二つ、或いは三つ以上の天体が横並びやごく近い度数にある時に、その二つ以上の天体がくっついてしまったかのように、組み合わさった働きとして出てきます。
この二つは常にくっついたままの状態であるとみなされるので、実感としては自覚しにくかったりします。
最初からそのようなものとして存在するので、それ以外の状態を知りようがないからです。
このコンジャクションという状態は、吉凶混合のアスペクトと言われ、良くも悪くも転びますが、どちらにしろ強力なアスペクトです。
このアスペクトは唯一無二の個性になると思われます。
180度 オポジション

ハードアスペクト
真逆の位置。
睨み合い。真逆に相反する力。
いちばん距離が遠い。
その間を全力で走っているうちに両方使えるようになる。
外へ向かう表現力。
180度とは円を二つに割った数字。
ホロスコープの円の上では、真逆の対向の位置に配され、二つの天体を表します。
これはまるでお互いが睨み合っているかのような配置で、緊張状態にあるアスペクトです。
このオポジションというアスペクトは真逆の意味を持つものが常に同時に働くので、それは葛藤をもたらしますが、これはその真逆である価値を自分の中でどう統合していくのか、という、バランスを取るために奔走するようなアスペクトで、その両天体の離れている位置関係から、その間を埋めるための働きはダイナミックさをもたらし、それは外へ向かう表現のエネルギーになると言われています。
表現者と言われる人たちは持っていると有利なアスペクトでもあります。
イメージとしては、やじろべえ、シーソーとか、対極の統合、といったところでしょうか。
真逆の価値の両方を取り込んでいくという姿勢が大事になってきます。
90度 スクエア

ハードアスペクト
葛藤の角度。緊張度。
180度より距離が近い。
ぶつかり合い。横槍
ホロスコープの円を四分割した90度のアスペクト。
これはいちばん強い衝撃をもたらすと言われるハードアスペクトになります。
この90度という関係性は、基本的には異なる元素の対立としての配置になるため、その天体たちはお互いに相容れることがありません。
お互いに纏っているエネルギーの異質感が葛藤をもたらすのですが、この90度というものはいちばん強い衝撃をもたらします。
それは90度という、まっすぐ走っている道に常に横槍を入れられるような衝撃で、このアスペクトはなかなかハードなものであると言われます。
120度 トライン

ソフトアスペクト
調和。
180度の円を三で割ると大三角形になる。
3は安定の数字。
エネルギーの流れが良い。
ホロスコープの円を三分割するとこの120度という数字になります。
この120度の角度が3つバランスよく配置されたものはグランドトラインといわれ、円の中にちょうど三角形がすっぽりと収まったような形になります。
この三角形は基本的には同じ元素同士のサインで結ばれ、安定と調和を表します。この天体同士の関係性はとても調和的で、アスペクトとしては良い意味として表れてきます。
この配置のある天体は良い意味合いとして使っていけると思われます。
また、他のハードアスペクトがあってもそれをサポートするような働き、逃げ道になったりするかもしれません。
幸運のアスペクトともいえます。
60度 セクスタイル

ソフトアスペクト
小吉。
協力関係。
120度のトラインを更に半分に割った60度というアスペクト。
意味としては、協調関係といったところでしょうか。
トラインほど派手ではないものの、地味に良い働きをしてくれるアスペクトといえます。この角度の天体はサポートが得意かもしれません。
印象としては、トラインが大吉ならセクスタイルは小吉というイメージです。
以上がホロスコープの中で見られる、特に影響の強いメジャーアスペクトというものでした。
基本的にはこれらのメジャーアスペクトを重視します。
ですが、これ以外にメジャーよりは弱い影響力のマイナーアスペクトというものがあります。
メジャーアスペクトほど強い影響はもたらさないものの、時に無視できない影響をもたらすものがあり、細かく読む時には考慮した方がいいと思われるアスペクトです。
マイナーアスペクト
150度 インコンジャクト、クインカンクス
これはマイナーアスペクトの中でもハードアスペクトと言われます。
最近では影響が大きいので、メジャーアスペクトとして扱う人が多いようです。
150度とは、決して相容れないはずの天体が関係性を持ってしまったので、大きな葛藤をもたらす配置と言われます。
無視したいはずの相手と関係を持ってしまったような、なんともいえない奇妙な感じかもしれません。
混じり合うはずのないものを混ぜ合わせると、そこには誰もみたことのない未知のものが生まれる可能性があるため、この150度と60度で結ばれたヨッドと呼ばれる複合アスペクトは「神の手」と呼ばれ、天才を表す配置であるそうです。
72度 クインタイル
円を5で分割した72度という特殊なアスペクト。
これらが5つ合わさると、ホロスコープの円の中で五芒星が表れます。
この5という数字は5ハウスの象徴とも重なり、創造性を表すアスペクトです。
ただ、マイナーアスペクトであるためなのかその働きはひたすらにただ遊んでいるだけというイメージになるそうで、このアスペクトだけを取るならば「一人遊び」というイメージでしょうか。
自分の世界の中で、誰に見せることもなく自由に遊ぶ創造性、これは創造という意味においてはとても重要な姿勢になってくるので、このアスペクトはクリエイターの方などはよく持っているアスペクトと言われます。
永遠に遊び心を忘れない、生まれついての創造者であるアスペクトです。
その他のマイナーアスペクト
以下はその他のマイナーアスペクト。
細かく見ていくと、弱くとも作用していると見られるアスペクトです。
これらは簡単に、一言だけ。
- 30度セミセクスタイル:弱い協調関係
- 45度セミスクエア:小衝突、小競り合い
- 135度セスキコードレイト:禁止関係
- 144度バイクインタイル:クインタイルの倍数
- 51.25度セプタイル:こだわり、宿命
これら以外にもノヴァイル、クインデヂレ、ナノゴン…など、とても細かいアスペクトがあるようです。
マニアックに全て見てみるのもいいかと思いますが、私自身はそこまで考慮できる力量がないので、今回はここまでにします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

