ホロスコープを読む時の基本は、天体×サイン×ハウスという3つの要素を捉えること。
(実際はここにアスペクトが加味されます)
主役は十の天体、ではサインとハウスとは。
その天体を彩る衣装、そしてその衣装を着て輝く場。
天体が主役の「人」そのものであれば、サインは纏っている衣装、ハウスはそして用意された舞台、かもしれません。
サインとは
サインとは、十二星座のことです。
占星術というものを思い浮かべる時、いちばん重要と思われるのはこの十二星座かもしれません。
しかし、ホロスコープで最も重要なのは実行部隊である天体だと述べました。
ではサイン・十二星座とは何なのか。
夜空に輝く星座、牡羊座・牡牛座・双子座・・・などの星座、ですがこれら十二星座以外にも星座というのは無数にあります。こぐま座、カシオペア座・・・など。
その中で十二星座というのは、地球の周りを回る太陽の通り道、黄道と呼ばれるラインに並ぶ、十二個の星座のことを指しています。
地球の周りを回る太陽?ということに疑問があるかもしれません。
おそらく西洋占星術の基盤が発達した頃は、天動説が唱えられていました。
つまり、地球は動いていなく、周りの星々が動いているという説です。
そのため、太陽やその他の太陽系の星々も地球の周りを回っているものとみなし、それを360度円形の図で表したものがホロスコープというものです。
驚くべきことに、この西洋占星術というものは今もこの天動説のままに生き残った体系であります。
この時点で既に、現実の外側の世界を無視した世界観の上に成り立っているということに気づかれるでしょうか。
西洋占星術というのは実は、とても閉じた内面的な世界観の中でのみ機能している法則ともいえます。
この、地球の周囲360度を取り囲む黄道十二宮或いは獣神帯などとも呼ばれますが、これらは実際は何かといえば、単に地球の周りの方角を表すだけのものかもしれません。また、単純には季節の区分を表しています。
この地球の周囲360度を取り囲む星座に、人間的な心理の傾向である12の象徴を当てはめたもの、それが十二星座であり、サインです。
つまりこれら12の星座の意味とは、元々あったものではなく、人間が夜空に見える星々に自分たちの内面を当てはめたもの。投影というものになります。
そしてこのサインと呼ばれる十二星座が性質として表すものは、雰囲気、エネルギーなど、形容詞的なものです。
イメージとしては、地球を取り囲むある星座の方向から降り注ぐエネルギー、その性質を、そこにある天体がまとう。そんなイメージでしょうか。
そしてまた同時に「何のために」という目的意識も表します。
これは人の持つ十二種類の心理的な傾向ということです。
ハウスとは
サインというのは雰囲気やエネルギー、そして目的意識などを表すと述べました。
ではハウスとは何かといえば、こちらはその天体が動く「現場」だと思っています。
その人が人生の中で遭遇する様々な現場であり経験の場。
その「場」に遭遇した時にそのハウスにある天体が発動される、というイメージでしょうか。
例えば獅子座の火星。華やかに、クリエイティブに、自分を押し出していきたい獅子座の火星を持っていたとして、ではその力を実際にどこで使っていくのか。
人生の中のどういった場面で、例えばお金を使うことに対して、例えばそれを芸術的表現というものに落とし込んで、はたまた、その力を自分の能力を高める学習のために、というような、そのエネルギーの実際に落とし込む場所、使いどころ、それがハウスです。
これはホロスコープでいえば地球を約30度ずつ、12分割したような形で表されます。
これをイメージとして捉えるならば、地球の足場ををグリッドと呼ばれる線で分割したような、そんな印象を受けます。
ハウスとは地球に根差した足場、実際の働く現場だと言えます。
このハウスというものは出生時刻が分からないと割り出すことができません。
なので、天体、サインだけでは、その天体の雰囲気、目的意識まではわかっても、エネルギーを実際にどこで使うかということが分からないため、ホロスコープ全体の情報量としてはだいぶ落ちてしまうことになります。
そんなわけで、ハウスというのはホロスコープの中ではとても大事な要素であると言えます。
どちらかといえば、サインの意味よりも、実際にはハウスを重視した方が分かりやすいと思っています。
サイン・ハウスはともに12の象徴
そしてこのサイン・ハウスの順番というものはともに、個人の発達の過程が割り当てられているようです。
人が生まれ、成長して、そして死に還って行く・・・その一連の旅路を表しているのがホロスコープの十二のサイン、そしてハウスというもののようです。
なのでこの二つの要素は、それがサイン=雰囲気・形容詞であるか、ハウス=場所・動詞であるかという違いはあるものの、実は本質的には同じ要素であるといえます。
そんなわけなので、サインとハウスはまとめて説明してみます。
同じ要素を違う言葉で説明しているだけということになるので、その核のようなものを捉えることが大事かなと思っています。
牡羊座/1ハウス【自分自身】
1ハウス:自我のハウス。表の顔、素の顔。
自分が人とどのように関わるか
- 生誕。誕生。アセンダント
- 自分自身。本能。
- 生まれたて。赤ちゃん。
- 自分を認識する、という段階。
牡羊座【火の活動宮/守護星:火星】
純粋性、闘争心、サバイバル、スピード、開拓、閃き、衝動性、生命力
1ハウスとは、まさに始まり。生誕の時、です。
生まれたての赤ちゃんというのは、まだ世界がどうとか、難しいことはよく分かっていません。
ただ、自分の欲求に素直に、泣く、笑う、お腹がすいた、楽しい、悲しい…
つまり、自分のことだけ。自分しか見えていない。自分しか分からない。
それっていうのは、懸命に、自分の存在というものを認識している最中です。
1ハウス・牡羊座とはまさにそういう状態です。
見えいてるのは自分だけ。自分の欲求に素直に、泣きたい時は泣き、笑いたい時は笑う。
動きたければすぐ動く。
本能のままに動いているのが正しい姿です。
なので、直感、閃き。これは本能に基づいているぐらい、原始的なもの。
そして、戦いを意味するのは。生まれ落ち、この世界に生きていくというサバイバルです。
戦わなければ生きていけない。それは、自分の生を切り拓いていくという姿。
また、自分の肉体を認識したいという欲求。
牡羊座はスポーツ得意だったりします。
そして格闘、戦うことに燃える。
そう、燃えることが好き。まさに、生きていると感じられるから。
生きるきらめき、を常に感じていたいのが牡羊座です。
1ハウスということでいえば、とにかく「自分自身」。
自分とは何であるか?どういう存在か?
そういう、自分についての意識。欲求が全て自分に向いているということ。
それらの全ては、自分という存在が始まったことを確認している作業。です。
ここに星がある人は、とにかく「自分自身」というものに意識を向けてください。
そしてここのカスプはアセンダント。
アセンダントが纏うのは、肉体の性質、気質であり、その人の生きる原動。です。
まさに生命を象徴するのがこの1ハウス・牡羊座。
自分の生命、生存を認識
牡牛座/2ハウス【自己価値】
2ハウス:自分の価値と資産
- 自分を生かす、ということ。
- 肉体を使う。肉体に宿った資質、能力。
- 所有する。
- サバイバルの中で自分をどう使うか、という認識。
牡牛座【地の不動宮/守護星:金星】
堅実、着実、五感、肉体、じっくり、粘り強く、質感
2ハウス・牡牛座は、今度は自分の「肉体」。
1ハウスは「自分」という「意識」でしたが、それはある意味、形を持たないまだ曖昧のものでした。
今度はそこにより確かな「物質」という要素が出てきます。
物質というのはつまり、自分の肉体が有する「資質」です。
これは主に親から受け継いだDNA、才能、能力とか。
肉体にまつわる、資質・才能です。
つまりこれは、「持って生まれたもの」。
そしてまた、これを生かし、更に所有していく、ということでもあります。
つまり、赤ちゃんが自分の体を使って動き出し、手を伸ばして目の前の物を取る、という動き。
肉体という資質を使い、欲しいものを手に入れる。
これが2ハウス牡牛座の性質。
そしてまたこれは、サバイバルの中で、自分を生かすという段階ですから。
「生かす」というのはまさにまだ生存戦略として。
生きるには、ちゃんとした家があって、食べ物があって、物質的に満たされていて初めて継続的に生きていくことができます。
なのでこれは「物質的な豊かさ」という意味にもなり。
牡牛座2ハウスは自分で稼いでいく力、と言われます。
それはあくまで自分が生きていくために、自分の持って生まれた能力を生かす、ということです。
自分の肉体、能力を認識
双子座/3ハウス【情報収集・コミュニケーション】
3ハウス:人との情報交換
- 知性。理解、判断、学習、コミュニケーション
- 他者を認識する段階。喋る。頭を使う。
- 身近な他者。兄弟。
- 周囲を認識し、意思の疎通を図る。
- 学ぶ、吸収する。
- 初等教育。
双子座【風の活動宮/守護星:水星】
喋ること、学習、伝える、情報、好奇心、流行、機敏さ
3ハウス双子座。
自分の肉体、生存的な安心を手に入れた子供は、そこで初めて、今度は他者に目が行きます。
といってもそれはまだ、身近な目に入る範囲の周りの人々、ごく近しい間柄の人たちです。
それは同じ目線で、一緒に遊ぶ兄弟なんかがごく近い人間として認識されるかもしれません。
そしてこの時には、その身近な他者とコミュニケーションを取るということに楽しみを感じていきます。
それはまだ、難しく頭を使うようなことではなく、どちらかといえば自分の思ったまま、感じたままを素直に口にする、瞬間的なもの。
そしてその言葉や色々な知識を覚えていく、子供の時期でもあります。
生活に必要な、知識をどんどんと吸収していく時。
これは義務教育などの初等教育の時期。
それらの目的はといえば、他者との意思疎通を図り、またこの世界を知っていくための知的好奇心です。
自分以外を認識する
蟹座/4ハウス【基盤】
4ハウス:心理的基盤
家、家族、心の拠り所。基盤、身内
安心感。
安全な場所。
心の根っこになるもの。
心を支えるもの。
蟹座【水の柔軟宮/守護星:月】
母性、優しさ、思いやり、身内への情、保護
4ハウス・蟹座。
4ハウスとは、家です。
蟹座が大切にするのは、家族。とても身近な仲間。それは、身内ということです。
これらは「安心感」を与えます。
子供が元気に外で遊んでいくには、この「安全基地」という基盤がとても大事であること。
月はまた子供時代を表し、母親も表します。
つまり4ハウスとはその人の子供時代、生まれ育った環境やルーツを表したりします。
ICというアングルがあり、これは外からの力が流れ込む場所。
外からというのは、家族の向こう、家系や先祖ということを表したりします。
また、この家という単位は拡大していくと、地域、国家というところまで。
これは土地との繋がりであったりもします。
いちばん底にあるこの位置は、人の心の中の基盤、土台としてのルーツや安心感を表します。
自分の居場所を認識する
獅子座/5ハウス【自己表現】
5ハウス:表現のハウス
楽しみ。恋愛。
自分自身を輝かせること。
自分が自分であることの認識。誇り。尊厳。
まずは自分が、世界の王である。
4ハウスの安心感があってこそ。
獅子座【火の不動宮/守護星:太陽】
威厳、王者、創造性、輝き、情熱
5ハウスというのは獅子座のホーム。
5ハウスは様々な意味を持ちますが、恋愛、趣味や楽しいこと、娯楽、はたまた子供など。
これらに共通しているのは、「自分を楽しませること」です。
或いは自分が楽しむこと。
5ハウスは恋愛とよく言われますが、この5ハウスが表す恋愛というのはあくまで、「自分自身が楽しむ恋愛」であったりします。そこに他者はいなかったりします。
恋に恋している状態、とも言えるかもしれませんが。
恋の楽しみ、喜び、嬉しさ、そういうところが大事にされる要素です。
ですから、目の前に相手がいないいわゆる「推し」活なんかもここに、そして趣味にのめりこむことなんかも、オタク活動などを表されるのがこの5ハウス。
そして獅子座はまた創造・芸術の星座でもありますが、それらは全て「自分自身の愉しみ」として創造される芸術・クリエイティブです。
芸術家も、アーティストも、作品に形を与える、その原動力が、獅子座の場合は「愛」です。
自分自身の、自分への感情の全て、これらの総称が「愛」です。
なので何かに愛を注ぐこと、自分の「愛」の表れである子供という存在に愛を注ぐこと、子育てもここに含まれてきます。
5ハウス獅子座の本質は、自分へ、自分の大切なものへ「愛を注ぐ・愛すること」です。
それが喜びであり、楽しみであり、獅子座本来の自分を楽しむ、自分の人生を生きるという太陽の意味にも繋がってきます。
自分が自分であることの喜び
乙女座/6ハウス【労働・奉仕】
6ハウス:反省、責任
- 自分の価値をどう他者へ生かしていくか。
- 自分を調整する。管理する。
- 大人の意識
- 他者へと開いていく準備
乙女座【地の柔軟宮/守護星:水星】
几帳面、神経質、完璧主義、細部までのこだわり、有能、実務
1から6ハウスまでというホロスコープ下半分に位置するこれらの場所は、個人としての段階になります。
そしてこの6ハウスはその最後の段階。
5ハウスで存分に自分を楽しみ、自分を認識してきたことで、今度はその調整に入ります。
ここ6ハウスは社会へ出るための準備の部屋と言われたりします。
社会へ出て役に立っていく人間になるためには、まずは自分というものをしっかりと確立し、自分の欲求や好奇心を満たし、存分に遊んでから、ということになります。
乙女座が大切にするのは、現実面における有用性や実用性。
つまり、自分が現実の中でいかに役に立つのか?という認識です。
これは他者奉仕の意識でもあります。
今まで5ハウスまでは自分だけが主役の自分だけの世界でしたが、ここ6ハウスへ来て、他者へ貢献していきたいという意識が出てきます。
それはつまり、労働ということになるのは、現実的に他者への貢献。
全ては自分が人のために役に立っている、という認識のためです。
また、健康問題などを表すのは、乙女座は管理ということが大事になってきます。
まだここでは自分の世界、つまり自分の健康管理が、他者へ貢献するための大事な要素であることを知っているのでしょう。
自分がいかに他者の役に立つか、を認識する
天秤座/7ハウス【パートナーシップ】
7ハウス:対人交流
- パートナーシップ。
- 他者視線。交流
- 自分と、世界のその他大勢。
- 自分と他人とのバランス。
天秤座【風の柔軟宮/守護星:金星】
社交力、相手の気持ちを考慮する、美的感覚、バランス感覚。理論的
7ハウスからようやく、世界へと開いていきます。
天秤座は社交デビュー。社会デビューです。
ということはつまり、他者の視線、人からの見られ方ということを強く意識していきますが。
これは相手というものがいて初めて認識できてくること。
7ハウスで大事になってくるのは、自分の目の前に相対する相手、一対一の人との関係性。
つまりパートナーでもあります。
3ハウスと違ってくるのは、3ハウスではあくまで主体は自分、その周りはその他大勢、というような意識でしょうか。あくまで大切にするのは自分だけの意識が優先でした。
でもこの7ハウスということになると、自分と同じぐらい、相手に重要性を与えます。
自分と対等な価値を持つ重要な他者として、目の前の人間を尊重して大切にしていきます。
これらは、天秤座が持っているまさに天秤、自分と他者との同等の重要性、ということを意識することがこの7ハウスの本質です。
これらが高じた形が夫婦ということになるため、7ハウスは結婚に大事なハウスでもあります。
他者を尊重し、調和していく意識。
蠍座/8ハウス【秘密と情念】
8ハウス:共有、遺産、継承
- パートナーシップを越えた血の繋がり、肉体の繋がり。
- 家系の繋がり。
- 死を越えた再生。
- 子孫、先祖、
- 他者と深く溶け合うこと。
- 表に出ない隠されたもの。
蠍座【水の不動宮/守護星:冥王星】
隠された情念、深い感情、鋭い洞察力、
8ハウスは特殊なハウスですが、7ハウスまでの流れを見ていくと掴めるかもしれません。
7ハウスで重要な他者というものを認識したら、次はその相手に深く深入りしたいという意識が出てきます。
これが蠍座。情念の蠍座です。
蠍座は水、感情で相手と深く繋がりたい、という星座。
それは風星座の天秤座や双子座といったものとは違って、とても深く、溶け合うほどに入り込んでいきたいという意識です。
これらは8ハウスや蠍座の持つ性という意味にもなりますが、この性というものが紡ぎ出すのは子供、深い感情の結びつきの結果、子供は生まれてくることになります。
この肉体を越えたいほどの深い情念が、実際に肉体の繋がり、血の繋がりというものを生み出します。
これらが密接に結びつくのがこの8ハウス。
血の繋がりというのは結びつきの結果生まれた子供、そしてまたその子供、という家系の繋がりということも表します。
この8ハウスはこの家系の中に組み込まれていくという場所でもあります。
そしてまた、自分たちより前の家系は先祖ですが、これらの人々は既にもうこの世界には見えないものでありますが、確かに連綿と存在してきた血の繋がりとして、そこに存在しているはすです。
蠍座の深い情念、これも、表からは見えずらい性質です。
普段は裏に隠されているものですが、確かに存在しているもの。
それは感情という、水の性質は形にならないものですが、この形を持たないものたちとの深い繋がりを感じさせるのがこの8ハウスでもあります。それらは目に見えず、普段は隠されていますが、確かに存在してきたはずのもの。
8ハウスは秘密の部屋でもあります。
他者と深いものを共有する
射手座/9ハウス【探求】
9ハウス:探求、哲学と旅
- 個人を最大限に高めたい思い。
- 個人としての高みを目指す。
- 高等教育。専門性。
- 生と死を越えた先に、ここではないどこかへの世界へと。
- 遥かな世界を知ること。
射手座【火の柔軟宮/守護星:木星】
哲学、高尚な知識、教養、語学、自由、向上心
他者と溶け合い、家系という深い繋がりを知った人間というのは大きく成長するのでしょうか。
ここへ来て、個人の完成ということを目指します。
8ハウスまでで足元の基盤が完全に固まったのでしょう。
深い世界を知り、それらを越えるほどの高みへと昇り詰めたい、更に、自分のまだ知らない未知なるものを知りたい。
それが9ハウス・射手座の本質です。
他者との繋がり、世界への広がりというのはどこか、横の流れという性質を帯びますが、この9ハウスというのは天頂手前の場所、その最高峰の地点を目指したいという、上昇性を感じさせます。
そして3ハウスと対になるこのハウスは、高等教育という意味合いを持ちますが
これらは専門的な知識、専門性を高めたいという思い。
それは、個人としての潜在的な性質を純粋に高めて完成させたい、という思いです。
その完成というのは言うまでもなく、次の10ハウスという到達地点を見据えての意識なのだと思います。
それは、人としての広がり、自分はなぜここに生まれてきたのかというような、哲学的な問い。
これらは人として深みを知ったからこそ、人を越える何かへと意識が開かれていくということなのでしょうか。
射手座木星9ハウスこれらが表す高等教育は、哲学や神学、神の意識などを表したりもします。
そしてまた、遠い世界へ旅立ちたいという遥かな憧れから、海外や語学という意味も。
自分というものは何か?真実を知りたい欲求
山羊座/10ハウス【目標、社会的地位】
10ハウス:到達点
- ミッドヘブン。天頂。
- 人として到達する最高点。
- 社会の頂点。権威。
- 企業、組織。
山羊座【地の活動宮/守護星:土星】
権威。生真面目。責任感。
10ハウスはホロスコープ上での頂点。MCと呼ばれる重要なアングルから始まる、個人としての到達点です。
ここまで1から9ハウスを経て手に入れてきた全てを使って、栄光を得る場所です。
これらは社会的権威や仕事などを表しますが、社会の中での立場、そして責任を得るということ。
土星が意味すると思えば、輝かしい栄光というよりは、重厚な責任感というイメージでしょうか。
また、必ずしも仕事という意味だけでなく、人生を通したライフワーク、その人の使命のようなものを表すと言われます。
その人の持てる全ての集大成を行使して、社会に対する価値を提供していく、社会に対する責任を全うする、それが10ハウスの姿であり、またホロスコープの頂点でもあることは、ホロスコープというものは個人が社会の中でどう成長していくか、の旅の物語、その終着点がこの10ハウスということも言えると思います。
個人としての到達点
水瓶座/11ハウス【博愛・自由】
友情、集合、ネットワーク、未来
友愛。博愛。
社会の枠組みを越えた、捉われない自由な意思。
未来への思想、革新。革命。
枠に捉われた狭い世界を越えていくという意思。
水瓶座【風の柔軟宮/守護星:天王星】
博愛主義、平等意識、奇抜、斬新、変わり者
10ハウスが到達点、終着点であると述べましたが、では11、12ハウスはといえば。
10ハウスまでが上り詰めるまでの、高みを目指す旅であったことに対し、11,12は下降意識、つまりピークを越えて、舞台の上から、どこかへ降りていくような新たな旅路であります。
それは、10ハウスまでの既存の社会を越えて、この11ハウスは、例えば社会に利益を出すための企業や組織という、ローカルな価値から一歩抜け出した、何にもとらわれない、自由な社会を創出したい、まだ見ぬ新たな可能性を、というハウスです。
それらの基盤になるものは、水瓶座に象徴される、博愛、自由主義といった精神的な価値に基づくものを大事にした、繋がりです。
11,12ハウスは社会の常識を越えていく思想を持つものであると言えます。
既存の社会を越えていく、遥かな未来への展望
魚座/12ハウス【帰属意識】
12ハウス:秘密のハウス、集合的無意識
- 空へ帰る、終わりの地点。
- 個を越えた全体性へと拡がる意思。
- この世界ではない場所。
- 現実ではない場所。幻想の在処。
魚座【水の柔軟宮/守護星:海王星】
優しさ、思いやり、無償の愛、自己犠牲
10ハウスの到達点を越えて、人が最後にたどり着く場所が12ハウス。
人の最後とは、死ですが、8ハウスで1度死を越えていますので、魚座、12ハウスは死すらも越えた永遠性というものを象徴する気がします。
それは、11ハウスでも博愛、友愛というもので垣根を越えた大きな繋がりを経験した後で、それらの中に溶け合って融合していくような、12ハウス、魚座が示すのは、個人を越えたもっと大きな意識、大いなるものへの帰属意識のようなものであるかと思われます。
それは、現実を越えた大いなる夢の世界、永遠の安息の世界のようなもの。12ハウスで夢見る場所は、ここではないどこかの世界、であります。
人は最後には、どこか大いなる源へと還って行く、それは自分個人ではなく、皆とともに、全体として、という全体主義でもあります。
魚座、12ハウスが持つ者は個を越えた全体性への奉仕、回帰意識、そしてそれらと究極的には溶け合って融合してしまうこと、それが、最終的な到達地点であると言えます。
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優しさ、思いやり、自己犠牲
12ハウスのキーワード
手の届かない場所、芸能界、アイドル、ネットの世界、裏方、
大いなる無の世界へ、溶けて還っていく
天体×サイン×ハウスを複合的に読む
天体はその人が持つ能力そのもの。
サインは纏うエネルギー、雰囲気、そして目的意識。
ハウスはそれが発動される条件、使われる場所。でしょうか。
これらが読めるようになると、ホロスコープの基本的な部分が読めるようになっていきます。
どんな(=サイン)
人(=天体)が、
どこで(=ハウス)
働くのか。
ということです。
3つを同時にこなすと頭がこんがらがるので、最悪、最初は天体×ハウスでもいいのかなと思ったりもします。
自分は最初の頃、サインをよく忘れて読んでいました。
(代わりにサビアンを読んでいたのでまぁいいかもですが)
サインはしかし、何のために、という目的意識でもありますので。
やはり重要ではあります。
ホロスコープには色々な要素が詰まっているので混乱しますが、行き詰まった時には、一つ一つ丁寧に捉えていくことが大事かなと思っています。
私も勉強中ですので、これを書きながらじっくりと勉強しています。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。


